2011年10月31日
by yamamori
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竹林間伐と竹ハウスの製作

2009年10月から12月にかけて、早川集落内の居村と河原の間にある竹林の間伐を実施しました。ここの竹林は、過去長年にわたって間伐が行われていなかったので、竹林の中は暗く、居村から竹林を通して河原の風景がほとんど見えない状態にありましたが、2m四方に1本程度になるようにかなり強く間伐しましたので、間伐後は、太陽光が地表にさんさんと届き、風景の見晴らしもたいへん良くなりました。 上記竹林は、傾斜がきつく、間伐した竹を搬出するのに人手がかかりましたが、12月中旬にはこの地域の竹林全体(約0,2ha)の間伐材の搬出を終了することが出来ました。間伐材を約2m程度に切って軽トラで搬出しましたが、搬出された竹の量はかなり膨大で、一時的に積み上げたところ約500平米の土地が必要でした。竹の種類は、孟宗竹がほとんどでハチクと真竹が少しありました。孟宗竹の太いものは、胸高直径15cmありました。ついでに林の中にあった雑木数本も除伐しました。 この後、間伐した竹を利用して竹ハウス(昭和40年代に普及していた)を試作しました。竹の間伐材利用法の一つとして注目したからです。今回試作した竹ハウスは農業用ハウスのかたちをしており、そのサイズは、幅3.2m、長さ6.4m、高さ(アーチの頂部)3.1mです。けっこう大きな内容積を持っていますので、資材置き場などいろいろな用途に使用可能です。竹ハウスは、この他バックミンスター・フラーという米国の建築家が考案したジオデシックドームという正多面体のきれいなドームをつくることもできます。今回試作を行った手順を以下に説明します。 工程1 切り出した竹をナタとかなづちを使って縦に2等分又は4等分します。番線でしばって全長が8mになるようにします。竹は直径7cmぐらいのものが適しています。細すぎると折れやすいが、太すぎても柔軟性に欠けるので強く曲げたときに折れやすい。 工程2 間伐材(杉など)の支柱を地面に設置しました。支柱の長さは2m以上で行いました。設置後、地表からの高さを1.5mになるようチェーンソーでカットしました。 工程3 工程1で作った竹と支柱を竹がアーチ状になるように番線でとめました。その後、天井部分を細めの竹で補強するとともに、割った竹を斜めにわたしてアーチ部分を補強しました。後でブルーシートを全体に掛けますが、天井部分に雨が溜まらない様(重要)に、また、ブルーシートがしわにならないように配慮して、補強の竹を置いていくことが重要です。 工程4 最後に、ブルーシートを全体に掛け、紐等で竹に縛り付けました。 その後   2011年8月現在もこの竹ハウスを資材置き場として使っています。 この竹ハウスは、風には強く台風でも問題はありませんでした。しかし、問題は、雪対策です。大雪が降ると、ドーム部に30cm以上の雪が積もり、その重みに竹が耐え切れず、天井部が 10cmぐらい沈下し、シートが少し破れてしまいました。その後、太めの竹の支柱を立てて補強をしましたので、今度は雪が降っても大丈夫です。 なお、ブルーシートは安価で使いやすいのですが、耐久性に問題があり、長く使っていると強く張った部分に小さな亀裂が生じたりして雨漏りが発生します。この点は対策が難しい問題です。 (了)