2011年11月1日
by yamamori
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いぶし竹の製作

早川山守会は、2009年度の事業計画の一つとして、2010年1月から2月にかけて炭焼き窯を製作しました。そして、現在、この窯にいぶし竹を製作するための木製の箱を取り付けています。 この箱の中に、燻したい竹を入れて、炭を焼くときの煙を導き「いぶし竹」を作ります。燻したい程度により、1日乃至3日間この中でいぶます。そうすると、表面が黒く色づいた竹ができます。このままだと煙の中にあったタールなどが付着していますので、これをストーブの熱や熱いお湯で溶かして布でふき取り、きれいに磨いてやると、黒光りしたうつくしい艶がでます。 但し、伐採して十分に乾燥できていない竹をいぶすと何日かして竹に亀裂が入って割れてしまうことがありますので、事前の乾燥(場合によると1年以上)が必要です。生竹をいぶすと水分が飛んで柔らかい部分は3分の2ぐらいに縮みますので節など硬い部分との間で、テンションが発生して割れてしまうのです。 それから、燻し方が不十分だと時間が経つにつれて、色があせてきますので、しばらくの間、経過観察をする必要があります。 また、竹の形をのこぎりなどで切って細工する時は、割れやすい形、すなわちテンションがかかりやすい形がありますから、このことも一応頭に入れていぶし竹細工を行います。竹は、孟宗竹、真竹、はちくなど用途に応じて利用します。